<RYT200 インド ヨガ留学> Hachimitsu goes India

ヨガを始めて半年の初心者がインドでRYT200に挑戦

インドで起こった小さな奇跡

 

f:id:Sleepingpigeon:20180422023806j:image

デリーからリシケシュへの移動は前回同様鉄道を利用した。電車の切符は3月30日15:00デリー初のを購入していたのだけど、デリーで参加できそうなヨガのクラスを見つけられなかったからので、3月30日の06:30発のに変更してもらった。変更してもらったっていうか変更した。というのも、利用する前日にも関わらずキャンセル料が50%ほどかかったからだ。しかも朝1の便は午後初のより高いらしく、最初に購入した切符代より変更後にかかった切符代の方が高かった。どちらもInternational Tourist専用の緑の窓口的なところでで購入したので正規料金であることの間違いはないのだけれど。デリーからハリドワールまでは6時間くらいの距離で、途中で機内食的な食事も提供される。お茶とお水のサービスもあった。持ってきてきてくれるのも男性CA的な感じの人だ。運賃は外国人ツーリストが利用する一般的なクラスの切符で650ルピーくらいなので、実際日本の口座から引き落とされる金額でいうと1,000円くらいだけど、現地の感覚だと5,000円くらいだと思う。なのでお金持ち以外の地元の利用者はもう少し安めの自由席を利用することが多いと思う。中には座席じゃなくて網だなに寝たり、屋根に乗ったりして移動する人もいるらしい。となりの席はロシアからのバックパッカーで、目的地は僕と同じリシケシュだった。ヨガもするけど、家では主に瞑想してるって言ってた。リシケシュには数日滞在してその後はバラナシに行くって言ってた。電車の中では、昨日遅かったり今朝早かったり色々あったせいでほとんど寝てた。起きたり寝たり寝たり起きたり。で気がつくと隣の彼女が網棚からバックパック降ろそうとしてるから手伝おうとしたら、「降りなくていいの?」「何で?」「ハリドワール着いたけど」「マジで?」ってなって慌てて荷物をまとめた。1〜2時間くらいにしか感じない6時間だった。でハリドワール降りると、いつもの通りリキシャマンやTuktukドライバーが声かけてきてくれたけど、リシケシュ行きのバス停行きたいんだって言うと、この道をあっちに行けって右手を指された。っていうかそこまで乗せて欲しかったんだけど。まいっか。みんなそっちに向かって歩いてるし。この人たちについて行こうって歩き始めた。そうすると数分でバスターミナルに着いた。でもリシケシュ行きのバスが見つからず、チケットボックス的なところで聞いてもここで待てみたいなことしか言われず「・・・・まじかー。こんなとこで待ってればバス来るの?嘘でしょ?」と思いながらとりあえず待ってると、家族旅行中ぽいインド人の家族3人からバス来ないっぽいし、Tuktukシェアしない?て言われ、マジっすか?お願いします!って言った直後に待てって言われたところにバスが来たらしく、お父さんが凄まじい勢いでバスに乗り込み、他の乗客の波をかき分け、奥さんと(後で息子から聞いたところによると奥さんではなく友達らしい)息子と僕の分まで座席を確保してくれた。バスに乗る前も乗った後も、結局最後までこのバスの行き先がリシュケシュだって示すサインは何一つ見つけられなかった。この日は何かの祭日だかお祭りだかでものすごく道路が渋滞していたため、となりに座った高校生の息子から、インドの貨幣や地理、気候について1時間以上の講義を聴く羽目になった。彼の「Here」っていう時のアクセントはかわいかったし、「Yes or No」って相槌を求める口癖も独特だなって思ったけど、これらはどちらもインド人共通の特徴っぽい。あと「Slowly slowly」。日本人がよく言う「Kind of」みたいなものかも。この家族はバスを乗り継ぐとかで途中で降りちゃったんだけど、僕は終点まで乗ってればいいからねって教えてくれた。ヨガスクールの住所見せてたから。で終点に着くと今度は別のインド人カップルからLaxman JhulamaまでTuktukシェアしようよって言ってもらえた。Tuktuk代を節約できることも嬉しいけど、オフラインでGoogle map見れるようにするの忘れていたせいで、今どこにいてどこに向かえばいいか全く分からない僕には、行き先が同じ人と同じTuktukに乗れるだけでも幸運だった。このカップルは旅行で来ていて、やはりリシケシュには数日間だけ滞在するって言ってた。道路は相変わらず渋滞していて、Laxman Jhulaまで普段なら20分くらいで行けるけど、この日は2時間くらいしかかかるってどのドライバーも言ってるらしい。バイパス使わないといけないとも。インドあるあるではなく本当に2時間かかったし、シェアを誘ってくれたカップルの男性の方が20分くらいかけていろんなドライバーと交渉してくれたけど、どのドライバーも口を揃えて「渋滞してる。バイパスを使う。料金は200ルピー」って言ってたっぽい。150ルピーで行ってくれるドライバーを探したけど途中で諦め、結局ドライバーの言い値で出発することになった。このカップルは30歳くらいでとても裕福そうに見えた。日本に行けたらウサギ島と、神戸牛を食べたいって行ってた。このカップルでも50ルピーを節約するために2〜30分かけていろんなドライバーと料金の交渉を続けたんだから、我々旅行者が簡単にドライバーの言い値で乗ってしまうのは彼らに対して申し訳ないと思った。結局僕からは40ルピーしか受け取ってくれなかったことからも、彼らがお金のためだけに交渉を続けていたわけじゃないことが分かる。で無事Laxman jhulaに着いた後、このカップルは僕のYoga Schoolに電話をしてくれて、向かえの車を手配してくれた。しかもその向かえの車(バイクだったけど)が来るまでずっと一緒に待っててくれた。なんていい人たちなんだ。インド人のホスピタリティって本当にすごいと思う。本当にありがとう😊
すごくいっぱい書いたけど、僕に起こった小さな奇跡は、①ロシア人バックパッカー、②インド人父子+お父さんの友達、③インド人カップル、④ヨガスクールの先生(この日バイクで迎えに来てくれたのは呼吸法の先生だった)の4組で、まるで僕というバトンを次から次へとパスするみたいにヨガスクールまで運んでくれたこと。本当にこれ以上ないくらいの完璧なバトンワークで。人生って不思議。人と人の出会いって不思議。インドに来れたことと、この日起こったこの奇跡に感謝。