<RYT200 インド ヨガ留学> Hachimitsu goes India

ヨガを始めて半年の初心者がインドでRYT200に挑戦

コースを終えて

コース、終了することができた。

いつかヨガを通じて、集団行動をとることがちょっと苦手な子供達と、誰かの真似をして体を動かすことや意図的に深呼吸を行うこと、そして自分の体や心の状態に注意を向けることの大切さをシェアできたらいいな、みたいな漠然とした思いはあったけど、ヨガティーチャーとしてフロントマットに立ち、クラスをリードするつもりなんて全くないまま挑戦したRYT200だった。

今までもヨガがただのフィジカルエクササイズじゃないことはうすうす感じてたけど、ヨガが「心と体をつなぐ」ための手段だって言われてもその意味も方法も、「つながる」とはどういう状態のことを指すのか想像することもできなかった。

最後のフィロソフィーのクラスで行われたテストの問題の一つに「パタンジャリによるところのヨガとは何か?」っていうのがあった。

僕が考える答えは「心惑わされることなく、シンプルに生きること。

親切で思いやりに溢れる明るくポジティブな性格を形成し、他者を批判せず常に自分自身の向上を怠らない生き方のこと。」

だとすると今まで普通に言ってた「今日ヨガがあるから早く帰る」とか「ヨガの前3時間くらいは固形物をとらない方がいい」みたいな言い方はもうできなくなる。でも、それはそれでかなり不便だ。例えば会社の上司や同僚に定時で帰る理由を言う時、「アーサナのクラスがあるから」って言うより、「ヨガに行くから」って言った方が伝わりやすいに決まってる。

みなさんにとってヨガって何ですか?

ティーチングの実技

Philosophyは筆記、VinyasaとPranayamaはティーチングのテストがあるってアナウンスされた。そのせいで今週(最終週)は休み時間も準備に追われた。アーサナのクラスをリードするのって、トレーニングでのファシリテーションやミーティングでのプレゼンテーションに似てるって思ってたけど、実際体験してみて、両者に決定的な違いが存在することに気がついた。ミーティングやトレーニングでのプレゼンが、聞いてる人に内容の理解がされてなくてもとりあえず進行には大きな影響がないのに対し、アーサナのリーディングは参加者の動きに合わせて指示の仕方と呼吸のとりかたを変えないとレッスンとして成立しなくなってしまうってことに。的確な指示とポーズの順番を正確に暗記することはプラン通りのレッスンを円滑に進めるために役立つとは思うけど、生徒の動きを見ながら指示を出せないと全く意味がないと思った。生徒の方を見もしないで、事前に準備したスクリプトを読むだけのリーディングなんてヨガのレッスンとは呼べない。まずはどいう時「吸」って、どういう時「吐く」のかを身体で理解できてないとクラスをリードするなんて到底無理だと思った。今回の(もちろん人生で初めての)リーディングで自分が担当したシークエンスで僕が行ったのは、<Inhale> Raise your hands up into Tadasana, <Exhale> Full Fold, Uttanasana みたいにな指示を、事前に紙に書いといて本番ではただそれを順番に読み上げるという方法だ。開始早々にこのやり方がワークしないことに気がつき、自分でもポーズをとりながらシンプルな指示を出すという方法に切り替えた。(こんな風に書くと、まるでスタジオの空気に合わせて臨機応変に対応できたみたいに聞こえるかもしれないけど、実際は用意したスクリプトをつっかえつっかえ読むことに精一杯で生徒の方に目を向ける余裕すらなかった。それでも他の生徒たちの動きを僕の遅い指示がじゃましてるという空気はビシビシ伝わってきた。ちょっとしたパニックだ。ヤバイどうしよう😅って。)

ヨガスクールの生徒が練習として他の生徒の前でティーチングを実演する。しかもペアで。しかも全員が交代で。しかも僕の場合は言葉の面でだいぶ大目にみてもらいながら。それなのに結果は悲惨だったた。終わった後「Good job」って何人か声をかけてくれたし、「終わって安心した?」って気遣ってくれた人もいたから少しはよかったところもあったのかもしれないけど、自分としては生徒の方を見もしないで紙に書いたメモを読むだけなんてありえないいって思った。そんなクラス絶対出たくないって。それに気づけただけでも意味のあるテストだったとは思う。

参加者の状況を把握しながら淀みないインストラクションを的確に出し、呼吸を深め、筋肉の収縮と体の伸びを感じさせ、充実感と満足感と達成感を、決められた時間内に、不特定多数の生徒に与えてくれる、しかもシャンティーな空気を作りながらティーチングしてくれるヨガの先生って本当にすごい。

ナマステ🙏

 

ハヌマーンラングール


<橋にいるハヌマーン>

インドの街中には動物がたくさんいる。

サル、ウシ、イヌ、リス、トカゲ、野生ではないけどウマ、ロバ、ゾウ、ラクダ。猫はあまり見ない。

このヨガスクールにはイヌが6匹くらいいる。普段はおとなしくて可愛い。スタジオにも入ってくる。アーサナ中も、メディテーション中も。困るのは外でやる朝のクレンジングのときだ。生徒作る輪の中でものすごい勢いで戦闘の練習をするから。うるさいし、危ない。僕もつま先を踏まれ出血したことがある。クラス中は何度も裸足で目を閉じなくちゃいけないんだけど、高いところに置いておかないとサンダルでもネティポットでもなんでも噛まれてしまうのでクラスに集中できない。あと夜の12時前後の遠吠え合戦がホントにムカつく。イヌがクラスを邪魔する時、先生がやることはネティポットの水をチョロチョロ〜って犬にかけるか、ペットフードのバックをキッチンの方に持ってくかのどちらかしかない。どちらも全く効果がないけど。

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<朝のクレンジング>

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<今の部屋にも>

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<スタジオにも>

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<前の部屋にも>

イヌ達はどこにでもいる。

今日は生徒が食事をする部屋にもいた。

僕は基本イヌが好きだ。でも夜吠えるイヌは少し嫌いだ。

でもまだイヌはいい。走り回ろうが夜吠えようが、理解できる気がするから。

 

でもこいつは違う。

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<部屋に来たハヌマーン>

今日、このハヌマーンラングーンが部屋とベランダとを隔てるドアに立ってた。部屋に入ろうかどうか迷ってる感じで。今の部屋はコテージの2階で、基本誰もこない構造なので普段ドアは開けっぱなしにしてる。この時はバスルームいたからサルが来たことに気かがつかなかった。たまたまベランダに出ようとしたところでこの野獣に遭遇したんだけど、外で見かける時とは全然く違って、恐ろしいほどの威圧感を感じた。オーラというか、目力というか、とにかく桁違いの戦闘能力の差を一瞬で悟った。コイツには何があっても絶対に勝てないって。ドアを思い切り閉め、部屋への侵入を防ぎ、再度ドアを開けてみると、まるで鳥みたいにコテージの屋根から屋根へと跳躍しながら、ものすごいスピードで敷地の外へ移動していくヤツの姿が見えた。スパイダーマンなみか、スパイダーマン以上のの身体能力だった。

 

 

 

 

 

インドに来て(TT受けて)変わったこと

- 脚が痺れにくくなった。痺れてもすぐ回復するようになった。
- 背中とお腹の脂肪が減った。
- かかとがカサカサになった。
- 足が汚くなった。
- 食事の量が減った。


そして、真っ直ぐな人が好きだって思い出した。

スクールアクティビティ

リシケシュのヨガスクールには、学校主催のイベントがある。

滝を見に行く

山頂にあるお寺に日の出を見に行く

ヘナタトゥーをする

アーティ(お祈り)見学

アーユルヴェーダマッサージ

ラフティング

僕が行ってるヨガスクールは土曜日もクラスがあるので、休めるのは日曜日だけ。だけど、午前中には全員参加が原則のアクティビティ(↑)があるから、実質週休半日。団体行動がそんなに得意じゃない僕にとってはあまりありがたくはなかったけど、どのアクティビティも楽しめたし、参加できてよかったと思う。

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<アーティ>

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<日の出>

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<ヘナタトゥー>

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<アーユルヴェーダマッサージ>

 

帰ったらしたいこと

<帰ったらしたいこと>
温泉的なとこ行きたい
公園ヨガに参加したい
コーヒー淹れたい
大濠公園行きたい
ビーチ行きたい
サーフィンしたい!
コストコ行きたい
髪切りたい
洗濯したい
グラノーラ食べたい
ブルーベリー食べたい
パンストック行きたい
図書館行きたい
ネットフリックス見たい
スケート(スケボーのことね)したい
自転車乗りたい
日本語で会話したい
スタバ行きたい

ウクレレ習いたい

フリースタイルのスケート始めたい

<インドになくて日本にあるもの>
自転車も走れる舗装された道路
クラクション鳴らさないドライバー
牛が昼寝してない歩道
バイクを通すために端に寄らなくていい歩道
牛のウンコが落ちてない歩道
猿がオシッコしに来ないヨガスタジオ
高額紙幣でも買い物できる店
いつでもお金を下ろせるATM
クレジットカードが使える店
ちゃんと水がでる水道
線が引いてある車道
夜も開いてるコーヒーショップ
中に入れるコンビニ
キレイなトイレ
高速Wifi
洗面スペースやトイレが水浸しにならないシャワー

<逆にインドにあって日本にないもの>
年齢差を気にしなくていい気安さ
他人と素直に向き合える率直さ
ありのままでいいじゃん!的なおおらかさ
上司や店長に聞かずにスタッフが判断できる権限

オーバーワーク

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<yoga bar>
先週後半から疲れが取れない。
やる気が出ないし、 アーサナ 中にエネルギー感じない。調子いい時は、カチッ、ピシッって、体の頑張ってるところが「こんな感じでどうよ?」って教えてくれる、気がする。でもここ何日かはどんな動きにも力が入らないし、階段上るのにも苦労してる。調子悪いときにも アーサナ しないと調子いい時との違いが分からないって理由でなんとか続けてる。先週よりクオリティすごく下がってるの感じながら。
この疲れの原因はオーバーワークと食事から摂るエネルギーの不足だと思う。朝食前のVinyasaが1番辛いし。どの先生もどのサイトも、ヨガ( アーサナ )する前は食事しちゃダメって言うけど、僕の場合は当てはまらないんじゃないかって思ってる。空腹だと動けないし、集中できないし、気持ちものらないから。学校での朝食時間は、Shatkarma, Pranayama, Vinyasaの次なので、朝起きてから3時間後。そして僕の体はこのルールに「もう無理!」って言ってる。ヨガって、体と心をつなぐことなんだよね?だったら体がVinyasa前にエネルギーを補給したいって言ってる以上(空腹とはただの思い込みに過ぎないってAnatomyの先生は言ってたけど。)、それに従ったほうがいいよね?それとも体を従わせなくちゃいけないのかな?でも「食べたきゃ食べれば?」って直感が言ってるので明日から授業前に部屋でイリーガル ブレックス ファースト食べることにする。
幸いリシケシュのオーガニックストアには、いろんな プロテイン バーを売ってるし。ビスケットとかクッキーも。ホームメイドっぽいパンも。屋台でバナナも。
インドに来る前、着替えながらとか仕事行く準備しながら用意したり食べたりしてたコーヒーと目玉焼きとハムとチーズのサンドウィッチが、ほんとはすごい幸せで特別な朝食だったんじゃないかって今は思う。こんな気持ちも日本に帰ったらすぐに忘れちゃうのかもしれないけど。